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インプラントには治療条件が
私が虫歯治療で通っていた歯医者さんは、とても気さくで話好きな
若い男の先生で、歯形が固まるのを待つ間など、いろいろな話をし
てくれました。その中でも印象に残っているのが、インプラントの
話です。
「最近インプラントって流行ってるみたいですね。」と、目の前の
ポスターを見ながら聞いてみると、確かに多くなってきてはいるが、
その病院ではまだまだブリッジや入れ歯の方が多いとか。
条件さえ合えばインプラントはとても良い治療法だが、どんなもの
でも長所と短所があるように、インプラントだって良い所ばかりで
はない、と実際の手術の写真まで出して来て説明してくれました。
それは歯茎にねじ穴のような器具を埋め込んだ写真でしたが、カラー
だったので血の色もくっきりで、恐がりの私はそれを見ただけで
『無理!』と思ってしまいました。
インプラントにすれば、周りの元気な歯を削る必要もないし、しっ
かり固定されてしまうので噛む力も強く、入れ歯と歯茎の間におせ
んべいのかけらが挟まって痛い、というようなこともありません。
噛み心地が自分の歯と変わらないので快適に過ごせるというのは画
期的だと思います。
一方で、治療費が高い(1本10万円以上!)、治療期間が長い(2ヵ月〜
1年以上かかることも)、手術をするのでまれに神経を傷つけて麻痺
が残ることもある、などのデメリットもあります。中でも、私が気
になったのが、その後の定期検診や日常の歯磨きなどメンテナンス
をしっかり行う必要があるという点です。お年寄の方が年で抜けて
しまった歯を補うためにインプラントを選ぶ場合も多いと思うので
すが、年を取ると体の自由も利かなくなってくるし、しっかり歯磨
きというのも難しくなってくるのでは…。ある程度元気な人向け、
ということでしょうか。でも、私のようなずぼらな性格だと、元気
でも不適格かも…(苦笑)。
インプラントは入れ歯に取って代わる万能な方法かと錯覚していま
したが、様々な条件があるんですね。メリット・デメリットをしっ
かり認識して、治療法を選びましょう。
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